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2008年10月の4件の記事

生きていた粋に会う 『ボストン美術館 浮世絵名品展』を観て

今回は、江戸東京博物館にて開催中の『ボストン美術館 浮世絵名品展』(以下、本展)についてです。

新宿の999.9で眼鏡を新調した後に行きました。先週行った『大琳派展』よりは空いているだろうと確信してたのですが、本展のほうが全然入っていました。今日もテレビ東京「美の巨人たち」で紹介されていたので、今後も人の入りは多そうです。
本展は、とても良い展覧会と思います。浮世絵の展覧会でこれだけの面子の作品を、しかも非常に鮮やかな状態(特に紫色が良い)で観る事が出来る機会は今後そうないと思われます。

浮世絵についてこれまではあまり良い印象を持っていませんでした。版画自体にそれほど関心がないのが大きな理由なのですが、本展を観てその印象は変わりました。 フラット過ぎると感じることが浮世絵を好きになれない理由なのですが、本展で展示されている保存状態の良いものは立体感を感じられるものが多く、感銘を受けました。特に、蚊帳を描いたものに。

良いカタルシスになりました。

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ストレート・チップを買う (お買い物 2008 第12回)

先日、『大琳派展』を観に行く前にほぼ2ヶ月振りの「お買い物」に行きました。

当初は『大琳派展』を観た後に行く予定でしたが、雨が止まなかったため、入れ替えました(革靴を濡らしたくなかったので)。 場所は恒例の伊勢丹及びバーニーズです。今回は特に買うものを明確に決めておらず、①革靴、②セルフレームの眼鏡、③ウールのスラックスとベルト、と良いモノがあれば買おうというスタンスで望みました。
「靴売り場といえば伊勢丹メンズ館B1F」というわけでまず伊勢丹へ行ったのですが、土曜日の正午前の所為か客と店員の数がほぼ同じでした…。伊勢丹の良さは圧倒的な品揃えにあるのですが、今回のようにぶらぶらと選ぼうとする場合は、ちと面倒かなと。一応、チャーチクロケットグレンソン辺りをメインで見て、タニノ・クリスチィエンツォ・ボナフェも見ようとした場合等は結構面倒だったりする売り場構成なので。
一通り見た後昼食をとり、今度はバーニーズへ行きました。こちらは売り場が広過ぎず、客もそう多くないのでじっくり見るには向いています。 以前より取扱うブランド数が減ったなと思いつつ、クロケットのストレート・チップをチョイス。ラウンド・トゥとスクエア・トゥがあったのですが、サイズ(6・D)があるのがラウンド・トゥのみだったので、そちらを試着。 英国靴の割にはシャープなシルエットが気に入りました。そうこうしている間に天気が回復し、早く『大琳派展』を観に行かねば!と思い、この靴にしました。
画像は何故かアップできないのですが、バーニーズのHPに載っているものとほぼ同じです。

革靴のメンテ方法を会得し、来年当たり、エドワード・グリーンジョン・ロブクラスを一足買ってみようかと、助平心が芽生えている今日この頃です。

次回はおそらくセルフレームの眼鏡を買いに行くと思われます。

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直球勝負の芸術 『大琳派展』を観て

今回は、東京国立博物館で開催中の『大琳派展』(以下、本展)についてです。

美術館/博物館に行くのはGW以来と久方振りのためと、本展が始まって最初の週末のため相当混雑するのではと予想していたため、妙な高揚感を持って観に行きました。 入口までは人が少なかったのですが、展示場内に入るとさすがに相当数いました。しかし、本展の規模を考えると少ないようで助かりました。
本展では琳派の代表的人物である、本阿弥陀光悦・俵屋宗達・尾形光琳/乾山・酒井抱一・鈴木其一の作品が展示されています。 『舟橋蒔絵硯箱』・『風神雷神図屏風』や『燕子花図屏風』等、高校時に日本史を受けた方にはおなじみの作品が多数あります。これだけの面子の作品を千円少々で観られる機会はそうないと思われます。

私は絵画の中では琳派が最も好きなので、本展を嬉々として観ました。やはり、絵自体の力が凄いと感じました。前回の記事で前衛的な芸術について批判的な事を書きましたが、琳派等の“本物”の作品と比べると前衛芸術のそれは奇を衒っているとしか思えません。 琳派の時代も現在も基本的に芸術作品は富裕層のものなのですが、「瀟洒」「洒脱」といった表現から最近の芸術作品は遠のき過ぎているように感じられ、残念に思います。

本展では、上記の代表作の展示替えがあるため、事前にHP等で情報収集をしてから行かれるとよいと思います。

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『アキレスと亀』を観て

昨日は、映画『アキレスと亀』を観に行きました。今回はその所感です。

総評: 50/100  ついていけませんでした…

『アキレス…』(以下、本作)は“世界の”北野武監督の最新作です。個人的に北野監督作品は『キッズ・リターン』ではまり、『菊次郎の夏』と『TAKESHIS’』以外の全作品を観ています。好きな映像作家の一人です。科白や冗漫な状況説明が少なく、映像の表現力で勝負しているようなところが好きだったのですが、今回の『アキレス…』は理解不能でした。

前作『監督ばんざい!』と似た毛色の本作ですが、前作が自らを自虐的に描き、ある種のペーソスを誘ったのに対し、本作は「アート」を主題にしているため、「アート」に対し無理解な私のような人間には、良さがわかりませんでした。 ここでいう「アート」とは、前衛芸術のような作者の自己満足の産物に過ぎないモノ、また、第三者に対し全うな説明が出来ないのに、精神性だとか抽象的な表現に逃げ(しかも抽象的なものの方が優れていると思っている)、アウフヘーベンを拒絶することで何とか自意識を保っている“作品”とその作者とそのシンパ、としておきましょう。 私のような、論理性や実証性を重視する「夢のない」輩には居心地の悪さを覚える映画でした。

「アート」な方々は兎も角、私には良さがわからない映画でした。
先月は仕事が忙しすぎたため、お買い物等に行けませんでした。今月は何度か行く予定です!

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